距離ができたから、チームが近くなった
距離ができたから、チームが近くなった
日本中心の営業に切り替えて半年、ミャンマーチームの成長に感じたこと。
広島に事務所を構え、営業活動の中心を日本国内へ移してから、半年が経ちました。
当初、私には大きな不安がありました。
ミャンマーとの物理的な距離ができる。
現地状況が見えにくくなる。
現地スタッフを十分に管理できないかもしれない。
頭の中では、
距離ができる
↓
管理が行き届かなくなる
↓
組織が弱くなる
そんなマイナスなイメージさえ持っていました。
だからこそ、離れていても、こちらが常に状況を確認しなければならない。
そんなプレッシャーもありました。
しかし半年経ってみると、実際には少し違う結果になりました。
こちらから聞く前に、情報が上がるようになった
以前は、私が現地にいることで、
「聞かれたら答える」
という関係になっていた部分もあったと思います。
今は、
進捗。
問題点。
人員の状況。
お客様対応。
こうした情報を、こちらが確認する前に、現地メンバーが共有してくれる場面が増えました。
そこに、
「自分たちで会社を動かす」
という意識が育ってきたように感じます。
あるNG対応で驚いたこと
先日、ある業務でNGが発生しました。
内容を知ったとき、私は、
「これは自分から連絡しなければ」
と思いました。
ところが、私が動く前に、現地のコアスタッフを中心に対応が進んでいました。
メンバー構成を見直す。
作業手順を変更する。
再発防止の内容を整理する。
お客様へ経緯と改善内容を報告する。
さらに、担当メンバー自身が謝罪コメントまで出していました。
内容は、
「個人情報やプライバシーへの配慮が不足していた」
「正しく確認したいという意図はあったが、手順として配慮が足りなかった」
「自分のミスとして受け止め、今後は正しい手順を徹底します」
「今回の出来事から学び、同じことを繰り返さない」
というものでした。
これには本当に驚きました。
成長を感じたのは、ミスではなく"向き合い方"
もちろん、NGを出したこと自体は反省しなければなりません。
ただ、私が強く感じたのは、
その後の向き合い方が変わった
ということでした。
以前なら、
問題が起きる。
日本側が指示する。
現地が対応する。
日本側が顧客へ説明する。
という流れだったと思います。
今回は違いました。
現地側で議論を主導し、原因を考え、体制と手順を見直し、お客様へ説明し、本人も自分の言葉で謝罪しました。
これは、単に業務スキルが上がったということではありません。
仕事に対する責任感が育ってきた
ということだと思います。
日本側とミャンマー側、それぞれの役割が見えてきた
日本国内を営業活動の中心にしたことにも、意味がありました。
私たちのお客様の多くは日本企業です。
日本側は、
営業。
顧客対応。
業務設計。
品質基準。
案件開拓。
により集中できるようになりました。
一方、ミャンマー側は、
実務運営。
人材育成。
品質管理。
改善。
日常的なお客様対応。
の力を伸ばしてきました。
以前は、
日本側が考え、ミャンマー側が実行する
という構図が強かったと思います。
今は少しずつ、
日本とミャンマーの両方が考える会社
へ変わってきています。
距離ができたからこそ、任せることができた
半年前、私は「距離」をリスクだと考えていました。
でも今は、距離ができたからこそ、任せる場面が増えたとも感じています。
任せる。
考える。
判断する。
責任を持つ。
その積み重ねが、現地メンバーの成長につながったのかもしれません。
もちろん、放っておけばいいわけではありません。
伝えるべきことは伝える。
困ったときには支える。
大きな問題には一緒に対応する。
ただし、
全部を自分でやらない。
この余白が、チームを強くしたのだと思います。
まとめ
広島に事務所を構え、日本国内を営業活動の中心にして半年。
当初は、
「ミャンマーとの距離ができることで、組織が弱くなるのではないか」
と不安に思っていました。
しかし実際には、
メンバーから情報が上がるようになり、
問題が起きれば自分たちで考えられるようになり、
お客様への説明まで任せられるようになりました。
今回のNG対応を見て、
「ここまで成長してくれたのか」
と、少し嬉しくなりました。
日本側がお客様に近づくほど、ミャンマー側が現場運営に強くなる。
距離ができたことで、逆にそれぞれの役割が明確になり、会社全体として前へ進み始めています。
これからも、この日本とミャンマーの二拠点体制を、さらに強く育てていきたいと思います。
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