トラブルを乗り越えた、その先にあるもの
トラブルを乗り越えた、その先にあるもの
頑張ってくれる仲間に、いつまでも甘えてはいけない。
先週、私たちはWebサイトのセキュリティ問題への対応に追われました。
突発的な問題発覚から、状況確認、対策の検討、修正、動作確認、そして再公開。
日本とミャンマーのメンバーが連携し、土日や深夜も対応にあたってくれたおかげで、何とか対象サイトの公開に漕ぎ着けました。
正直なところ、今回のメンバーの動きには助けられました。
そして、改めて自分たちの組織の強さを感じました。
「今回もみんなが頑張ってくれた。それで終わらせてはいけない」
という気持ちです。
トラブルのたびに、誰かが頑張る会社
会社が頑張っている。予期しない問題にも、柔軟に対応している。
システムの不具合、お客様からのお問い合わせ、予定を大幅に上回る受注、顧客要望の品質問題。
その度に、誰かが頑張ってくれている。
時間を調整してくれる。休日にも対応してくれる。普段とは違う役割を引き受けてくれる。
経営者としては、こう言う状況はありがたいものです。
でも、少し考えてみると、ふとあることに気づきました。
誰かの頑張りに頼っている組織は、本当に強い組織なのだろうか。
もちろん、緊急時には通常とは違う対応が必要な場面もあります。
しかし、いつもそれを「仕方ない」で片付けていては、組織の体制は強くなりません。
ミャンマーのメンバーが教えてくれたこと
私たちはミャンマーで10年以上の事業を展開しています。
物価、通信障害、政治情勢の変化。
日本では珍しくない困難が、日常の業務運営に影響することもありました。
そんな環境の中で、メンバーは少しずつ、自分たちで考え、自分たちで判断できるようになってきました。
以前は、問題が発生すると私が指示を出すことが多かったと思います。
しかし、最近は違います。
問題が起きたら、現場で状況を確認する。
対応方法を相談する。
必要な情報を日本へ共有する。
そして、解決に向けて動き始める。
私がすべてを把握して、すべてを言わなくても、仕事が動いていく。
これは10年間で積み重ねてきた、大きな変化です。
ただ、次の段階では、さらに進むべきことがあると考えています。
次は「問題が起きにくい仕組み」をつくる
今回のWebサイトの問題では、メンバーの対応力には助けられました。
しかし、同じような問題が今後発生する可能性は0ではありません。
大切なのは、今回の経験を次に活かすことです。
例えば、Webサイトの運用であれば、PHPや周辺ソフトウェアの安定性を定期的に確認する。
脆弱性情報を継続的に収集すること。
バックアップと復旧手順を整備すること。
問題発生時の連絡体制と役割分担を明確にすること。
そして、対応記録を残し、同じ課題を繰り返さないこと。
どれも当たり前のことかもしれません。
でも、その当たり前を日常業務の一部として運用できるかどうかが、組織の力を左右すると思います。
日々の業務に追われていると、どうしてもこの種の整備は後回しになりがちです。
だからこそ、個人の注意力だけに頼るのではなく、仕組みとして運用する必要があると思います。
AIは、人の頑張りを支える存在になれる
私は最近、AIを仕事のパートナーとして一層活用しています。
文章の作成や調査だけでなく、業務の整理、チェックリストの作成、プログラムの修正、作業手順の標準化にも活かしています。
AIがすべての問題を解決してくれるわけではありません。
しかし、人間だけでは気づけないことを補ったり、膨大な情報を整理したり、定期的な確認作業を効率化したりすることはできます。
例えば、システムの不安定な兆候を定期的に確認する仕組み。
異常が発生した際、担当者へ知らせる仕組み。
過去のトラブル対応を蓄積し、次の対応に活かす仕組み。
AIと自動化を組み合わせることで、こうした運用を支える場面は増えていくでしょう。
もちろん、最終的な確認や判断、責任は人間が担う必要があります。
AIは人間の代わりに責任を負うものではなく、人間が責任を果たしやすくするための道具である。
最近は、そんなことを考えています。
本当に強い組織とは
今回のトラブルでは、メンバーが自発的に動いてくれました。
そのことには、心から感謝しています。
でも、経営者としては、そこで満足してはいけない。
トラブルが起きても、特定の人に負担が集中しない。
問題が発生しても、誰が何をすべきか分かっている。
そして、同じ問題を繰り返さない。
そんな組織をつくることが、次の私の仕事なのだと思います。
人が頑張ることで乗り越える組織から、人の力を仕組みで支える組織へ。
もちろん、すぐに実現できるものではありません。
私たちも、まだまだ道半ばです。
それでも今回の出来事は、組織として次の段階に進むための、大切なきっかけになったと思います。
最後に
私は、ミャンマーのメンバーを誇りに思っています。
厳しい環境の中でも、お客様の仕事を大切に、自分たちで考え、行動してくれる。
そんなチームをつくってくれたマネージャー、業務リーダー、そして一人ひとりのメンバーに感謝しています。
だからこそ、これからは、組織の仕組みに頼れる会社にしていきたいです。
優秀な人がいるから強い会社ではなく、優秀な人が安心して活躍できるから強い会社。
だからこそA CAN SOLUTIONSで、これからもつくっていきたいと思います。
A CAN SOLUTIONSでは、日本とミャンマーのチーム体制で、BPO/KPO、AI活用開発、Webサイトの保守・セキュリティ対応まで幅広く対応しております。
NEXT ACTION
次の一歩で、 もっと具体的に
サービスの詳細・資料・ご相談など、目的に合わせてお選びください。
無料相談する